文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

小説 真理蛙の滴(マリアのしずく)第二話

一族の全滅を陽子はポジティブにとらえた。紗季の事を思いわざとそうしたのだろうが行動は素早かった。 朝比奈一族はもともと裕福な家庭が多かった。その遺産を全て姉妹が受け取ることになったのだから、生涯お金に困ることは無い、これからは好きな事をして…

墜落

落ちた 落ちた堕ちて堕ちて 堕ちまくりたい泥沼は 辛苦の味 身を削る辛さを 味あわせてやりたい平凡に埋没する 己の感性に落ちたい 堕ちたい堕ちて 落ちてのたうちまわりたい と うそぶく 俺

小説 真理蛙の滴(マリアのしずく)第一話

朝比奈紗季(あさひなさき)から電話が入った。又吉輝は驚いて携帯の画面を見直した。間違いなく紗季からだ。 姉の朝比奈陽子とは一応恋人関係にあるからよくかかってくるが、妹の紗季からかかってきたことは一度もない。 驚く又吉は反射的に 「なに?」 と…

小説 ローソクを持つ女 最終

「どうしたら君は納得してくれるんだ」 俺は、女の機嫌を読み取りながら、聞いてみた。機嫌を損ね、また、炎を吹き消されでもしたら、大変だ。 「私を生き返らせて」「そんなこと、俺にできるわけないじゃ ないか」 女も自分の言った事が、無理だと理解した…

小説 ローソクを持つ女 その2(全3回

ローソクを持った女にとびかかった俺。今度もあっさりとかわされる。いや・・確かに、抱きついたつもりなのだが。 「私を抱けないわ。あなたには」 女が嬉しそうに言う。ローソクの炎は、ちぎれんばかりの真紅だ。それを、おかしそうに撫でまわす。 身体中の…

おかげで直りました

画面が全く動かず リセットも効かない我がスマホ 電源スイッチと音量ボタンの同時押しでも 画面は凍ったまま ふーむ 困った困った で・・ もう修理するしかなかろうと 思い放置して数時間 なんと 電源スイッチと音量ボタンの同時押しで リセットがかかりまし…

わちゃ!!!

スマホが壊れた うんともすんともいわない リセットもきかない 困ったぞ バックアップとってないから 友人の連絡先 すべてわかんない 意外と ピンチ 気になって仕事も手につかない 休んで修理に持っていこうか・・・(*´∀`*)

小説 ローソクを持つ女 1(全3回)

上玉だ。こんな女が俺に言い寄ってくるなんて、今日はついているのか。 昼間に(嫌)な事があったばかりだ。嫌な事を忘れるには、最適な出会いだ。 嫌な事は、俺に原因があり、すべて俺のせいなのだが、嫌な事にかわりはない。そんな時出会った、この女、、…

映画 オデッセイ 見てきました

オデッセイ見てきました。まずは映画紹介から ------------------人類3度目の有人火星探査ミッション"アレス3"は、18日目に突然吹き荒れた猛烈な嵐によって、任務中止に追い込まれる。ところが、全6名のクルーのうち、マーク・ワトニー(マット・デイモン)…

小説 自分探し (最終章)

その部屋は地下にあった。口笛を吹きたくなるほどゴージャスな部屋だしかも、とてつもなく大きなフロアだ。 おそらく、ホテルの地下全体がカジノになっているのだろう。 本格的じゃないか エリカとは質の違う美女たちが、フロア内を露出度の高いコスチューム…

小説 自分探し (二話完結のその1)

俺は一人旅に出た。 かっこよく言えば「自分探しの旅」孤高の自分に酔っていた。 普通より確かに、俺は美男子だ。 その証拠に女から何度も声をかけられた。なにもしなくても、女の方からよってくるのだ。 もてることには自信があった。だからこその一人旅だ…

映画 やっと スターウォーズを見てきました

青春時代の懐かしい記憶スターウォーズ 作品の良し悪しは別にして、とにかく見て来なくっちゃー これがまず思った第一印象。 それがズルズル、ズルズルもう少しで公開も終わるんじゃないかと思いやっと見に行くことができました。 当然一人で。 ノスタルジッ…

小説 腹が鳴る (一話完結)

共稼ぎ夫婦だ。 妻は生命保険の勧誘員。だから、口は立つ。 口が立つとは、揚げ足どりがうまいともいう。ああ言えば、こう返される。自慢じゃないが、全戦全敗だ。 勿論、勝とうとおもってはいない。自然無口になるあたりまえだろうが・・ 触らぬ神に祟りな…

小説 澱んだ空気 (一話完結)

日曜の昼下がり、空気はどんよりしていた。 私は新聞の経済欄をみていた。テーブルには妻の入れてくれた、熱いコーヒが置いてある。 いや、正確にいうと、熱かったコーヒーだ。 ついつい新聞記事に没頭し、コーヒーを飲むのを忘れていた。 すっかり冷めてい…

小説 思いで作り (一話完結)

私が二人のうち、美紀を選んだのではない。最初から、美紀とは、つきあっていた。 敦子が後から来たのだ。しかも、会っていきなり私に告白してきた。 正直に言おう。そりゃ、敦子がもう少し美人で、性格もよけりゃ、私も敦子に、もしかしたら乗り換えたかも…