文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

マルドゥックースクランブル 圧縮を読んで

嫌いだ、苦しい、嫌だ、読みたくない正直何度思った事か。世界観は良い。文章の練りも、スピードも語彙の豊富さも、何もかもが一級品だ。しかし正直読んでて(反吐)が出る。 署名な読書家が生涯ベストおすすめ本100冊の中に入れた本だ。反吐を出すだけで選…

9割の病気は自分で治せる を読んで

私は過去あまり病気をしたことが無い親に感謝しなければいけないのだろうがはてさて、首をひねる親は自分の血の中にあるDNAを私にくれただけ。 そもそも論として好きなナニをして、挙句に私ができさあ始末に負えないぞ・・どうしよう、やばい、親族会議堕…

米澤穂信著 氷菓の感想です

何てことない書き出し、イヤ少し硬さがあるか妙な言い回しも気になりあれ?外れか・・と思いきや、イヤイヤまさかの当たり本。 読書会で紹介され、私が育った岐阜出身の作家さんと聞き、読んでみようと思ったのが動機 面倒くさがりの高校男子と、清楚な女子…

「とれたての短歌です」 再読してみました

御存じ俵万智さんの短歌集 「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 で一躍歌人としてデビュー この作品はその年「恋愛」をテーマに作った短歌集 俵万智さんが歌った歌に浅井慎平さんが写真を載せて作り上げられた短歌集。 いいですねえ今…

千里眼 The start の書評

表情から人の心を読み取る女主人公。綺麗で華奢で強いときてる。旧シリーズからの世界観をそのまま持ち込んでの新シーリーズ。最後のドンデン返し、さあ、あなたは気にいるかな・・・とまあ意気込んで書評書いてみたのですが・・・ うーん。これって新シリー…

外国人が好む日本の本ベスト100

外国人が好む日本の作品ベスト100が出ていた 1. ねじまき鳥クロニクル/村上春樹 2. ノルウェイの森/村上春樹 3. 海辺のカフカ/村上春樹 4. バトルロワイヤル/高見広春 5. OUT/桐野夏生 6. 世界の終りとハードボイルドワンダーランド/村上春樹 7…

村上春樹評

村上春樹の感想をアメブロに書いています まあ 覗いてやってください 村上春樹先生評です

警覚策励(けいかくさくれい)

男の生きる目的は女を抱くことだと そんな事を言う哲学者は多い 女の生きる目的は 死なないことだそうだ 男は女を守り、女の為に死んでいく その男を女は本気で愛おしみ 本気で死にに行くのを止める しかし、男が自分の為に死んでくれることも 悲しみと言う…

矛盾

生きるために私は食べる 食べるために私は捕らえる 捕らえるために私は仕掛ける 仕掛けるために私は思惟する 思惟するから文明が開ける 文明が開けば簡単に捕らえられる 簡単に捕らえられると簡単な殺戮の方法が必要になる 多くの人が食べるためには 多くの…

クジラの彼 読後感

有川浩著クジラの彼を読んだ。短編集で6話載っている。クジラの彼はその一作目実は読むのは二度目。 有川浩を初めて読んだ作品がこれだ。今回は二度目。 私は基本、本を二度読むことなどしない。歴史小説は(好き)だから何度も、それこそ何十回も読み返す…

何色だい?

くれてやる コノイノチ どうとでも コノイノチ 好きにしろ コノイノチ だから コノイノチ だから コノイノチ だから コノイノチ ひとつだけ 聞いてくれ 真心 コノイノチ まごころ コノイノチ マゴコロ この命 君のマゴコロ 何色だい?

荒川洋治の文学観

大衆小説をよろこんで読むのは、純文学の文章の深い楽しみを知らないからだろう、とぼくはいとも単純に考えている。ほんものの文章の味を知らないので、話題性やストーリーだけに、たのしみを見るのだ。かわいそうに、とぼくは思う。いまはとても、こんなこ…