文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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2015-01-01から1年間の記事一覧

【小説赤い携帯】 星がきれいすぎるなんてあんたのガラじゃないでしょうに

「先輩・・お客様は女性だったんですか」 グラスを片ずけながら、及川がニタリと笑う。 「なんで女とわかるのよ」「だってグラスに口紅ついてましたもの。先輩 と同じ、真っ赤なやつ」 及川が嬉しそうに言う。 「君は探偵か」 思わず噴き出してしまった。さ…

契れた首

何もかもが嫌になった そう言って君は髪を切った切った髪を摘まむと その髪を大空に投げ捨てた 刹那そう、刹那 君は笑った 大声で、空に向かい 嘲りの笑いを気がつけば回りは 髪畑 僕は君に飲み込まれたのか君の薫りが充満している 君の滴りが溜まっている …

映画キングスマンを見てきました

まずは映画の粗筋をロンドンのサヴィル・ロウにある高級スーツ店"キングスマン"の実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関。 "キングスマン"のエリートスパイ、ハリー(コリン・ファース)は、ブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなし、組…

【小説】赤い携帯 私はいったい今日まで誰をしのんでいたのだろうか

「で・なんなの話って」「あ・・」 そういうと及川は急に立ち上がった。 話しにくそうだ。 「熱いコーヒ入れましょうか」「ここは私の部屋よ」 そうは、言ったものの、どこに何があるか、及川の方がよく知ってる。 もともと、嗜好品は及川が買ってきて、薫の…

【小説】赤い携帯  及川が部屋に上がってキョロキョロと

及川が突っ立っていた。 まっすぐ、直立不動だ。手には、一目でケーキとわかる箱を持っている。 単純な奴だ。 「及川、夜中に女性の部屋訪ねていいと思ってるの」 少し、白々しいか。口を尖らして言ってみた。 及川は、酔った薫を何度もこの部屋に投げ込んで…

小説家になろうのレビュー紹介 目次

小説家になろう推薦小説レビュー紹介 カテゴリーの記事一覧 - fuuraの小部屋fuura0925.hatenablog.com 小説家になろうで未来の小説家をめざして頑張ってる小説家の卵を応援しています。皆さん読んであげてくださいね。 これは私が小説を読んだその紹介文です…

【小説】 赤い携帯 儀式は中断だ。後輩の及川が来た!

携帯をつかんだが、出る勇気がない。 少しためらいながら・・それでも、勇気を出して相手の電話番号をのぞいてみた。 「でくのぼう」と出ていた。 後輩の及川だ。 あまりに、もの覚えの悪い及川に、業を煮やした薫が、冗談半分に書き換えた、及川のアドレス…

ひどいやつがいるもんだ

ひどいやつだ 心にもないことを 平気で吐きかける傷口に塩を塗り込め 広げえぐり さらに突き刺すひどいやつだ 振られるとわかっているから 好かれないとわかっているからいつも以上の 邪険を浴びせかけ ほら見たことかと 安心するひどいやつだ 一人ぼっちに…

浮気

短編の見本ですしてやられた感ありありです悔しいですこんな作品をこの長さに凝縮して書かれたら完敗です乾燥感が漂いそれがまたこの小説の凄みを見せつける好きです大好きですこの書き方、構成、終わりかたいやあ、いいですよ粗削りですがそこがまた素敵だ…

オン ユア デザート

短歌です つい覗いちゃいましたなんとなくメルヘン意味深な流れが全体を包んでいるのであるいは艶歌かも・・(笑)いいですよね短歌って俳句の縛りはしってますがよく考えたら短歌ってあまりしらないルールとか縛りを思わず調べて作りたい衝動にかられるのは…

【小説】赤い携帯  嘘なったよ!携帯が

うたた寝をしたのだろうか。遠くの方で携帯のベル音が鳴っている。多分・・携帯だ。 意識の焦点が合わさるまでに、時間がかかった。 少し窓が開いていることに気づき、目で追ってみた。 星空がそのまま、落ちてきそうなくらい重たげな空だ。 ごろり頭を転が…

曇天に差す一筋の太陽

祝ってくれなかったことなど どうでもいいただ忘れられていた その事実が ほんの少し 心を波だたせてただけただそれだけのこと空を見れば曇天 結果はその人の過去を照らし出す私の過去が今を作り 今の私が未来を作る全てが連鎖 連鎖の鎖はいつか腐り その重…

【小説】赤い携帯 儀式なんてやって、あたし馬鹿じゃないの

左手で携帯電話を握り締めたまま窓を開けた。 冷たい風がヒンヤリ。とても心地よい。 壁際に転がってるワイングラスはもう空っぽだ。 頭を振ると、視界もぐるぐる回る。 流れ星らしきものが流れたと思ったが、よく見れば遠めの外灯だ。 酔っぱらいのおっさん…

【小説】赤い携帯 映画の様に盛り上がらない儀式は誰のせいだ!

「勝也。これが最後よ」 そう言うと、薫はワイングラスを誰もいない空席のグラスにあてた。乾いた音が室内に響くと、振動の余韻が、かすかに、勝也の記憶を呼び戻した。 今さら何よ・・頭を振ると・・ 「乾杯!そしてさようなら」 一気にグラスのワインをあ…

【小説】赤い携帯 その2 さあ儀式を始めるぞ

帰宅途中。お気に入りのケーキ屋で色鮮やかな、ケーキを買い、今日の為にとっておいたワインをあけた。 ワインの味は勝也が教えてくれた。芸術家を気どった、胡散臭い男だ。そんな、胡散臭い男に、薫はストンと恋に落ちた。 ろくでなしの自分には、こんな男…

小説 赤い携帯  目次

小説 赤い携帯 目次 1 及川と薫先輩 2 さあ儀式を始めるぞ 3 映画のように盛り上がらいのは誰のせいだ 4 儀式なんかやってあたし馬鹿じゃないの 5 嘘なったよ携帯が 6 儀式は中止だ及川が来た 7 及川が部屋に上がってキョロキョロと 8 私は今日までだれをし…

【小説】 赤い携帯 その1 及川と薫先輩 

休憩室で缶コーヒーを飲みながら、赤い携帯をいじってる薫に 「どうしても今日は駄目なんですか?」 及川がすり寄っててきた。 薫がいじる、赤い携帯に目を向けたが、さも、見てないふりをして、薫の横に座った。 「そんなに、くっつくな!」 薫が、大げさに…

古き良き本を読んだ覚書ノート目次

古き良き本を読んだ覚書ノート目次 野晶午作 世界の終わり、あるいは始まり

古き良き本を読んでみよう 歌野晶午作 世界の終わり、あるいは始まり 

世界の終わり、あるいは始まり の書評 (ネタばれ注意) これを推理小説と思って読まないこと。時間軸を切り替える、人間小説として読む事をお勧めします。 小額の身代金を要求した誘拐事件が発生する。やがて子供は死体で発見され、第二の殺人事件が、、、 …

覚書ノート

・(編集みたまま)で見出しをつける方法 ・同じく見出しでハテナブログ開発ブログでの説明 ・目次記法の注意点 ・楽天アフリエイトの使い方 ・はてなブログとハテナダイアリーなんのこっちゃ? ・メニューバーをつける方法 ・メニューバーをつける方法2 ・…

別れ

感想というより共感ですよね私もそうでした負けず嫌いは本人が情けなくなるくらいわかっていますがその場にあうと屈しきれない感情に襲われ建前吐いて後で落ち込むなんなんでしょうかねこの感情まあでもそのおかげで後で悔やむその感情が結構小説かくうえに…

書籍化作家が絶対にやってはいけない7の事項

絶対よみましょういや読むべきです漠然と当たり前の事が書いてありますが嬉しいじゃないですかデビューした人からのご忠告ですよこんなのお金払ってでも読むべきエッセイなのに善意で、ただで読めちゃうんですよ絶対、絶対、絶対に読むべきですまあkpの環境…

誤魔化し

ストレートです短編と言うより恋への独白。健気と言うか正直と言うかあるんですよねこんな純粋な時期が愛とは打算の意外の何物でもないなんて真実勝手に作り上げて生きやすいよな世界作り上げて生きてきてた自分の目の前にほら、と真実の鏡を突きつけられる…

放たれた矢

空に放たれた一本の矢 とどまるところを知らない勢いで 飛んでいくだれが放ったのか どこに放たれたのか 誰も知らない矢は勢いよく飛んでいく途中隕石やら ロケットやら 星の破片やら 魂の破片を貫いて それでも矢は止まらないひょっとして 矢は宇宙の端を目…

映画の館 目次

映画の館目次 ・007 スカイフォール ・キングスマン ・天空の蜂 戻る

映画天空の蜂をみて来ました

時間があったので映画天空の蜂をみて来ました。時間の都合で見たい映画をやめ、この映画にしたのですがやはり東野圭吾作品に惹かれたんでしょうね(笑) ざっと映画の紹介をしときますと1995年8月8日、全長34メートル・総重量25トンを誇る自衛隊用超巨大ヘリ…

ハテナブログ、書いた記事が編集、追加している時に消えちゃう現象

ハテナブログ、書いた記事が編集、追加している時に消えちゃう現象 これで二回目です。 両方とも記事の分量及び必要頻度が高かっただけに結構ショックです。 原因を追究しないと又なる恐れがあります。 技術屋としては、このまま放置しておくことは許されま…

はてなブログで書いてた記事が消えた原因と対処法を調査しました。

またまた書いてた記事が消えちゃいました。 何か理由があるのでしょうが リンク貼ると、編集の時何かすると(あると)記事そのものが 消えるんでしょうかね。 これはたまりません せっかく書いた記事がまるごとなくなるんですから ショックは大きいですよ。 …

黒薔薇姫と白薔薇

最後のオチの所自分でどうとでも妄想できちゃうんです物凄く短編ですが構成はよく練られていますですから物書きを目指している人は色んな思惑を想像するはずです俺なら、私ならこんなオチにするぞ、、とまるで小説作法の教科書になりそうな本です最近このサ…

馬鹿な女と愚かな男の恋の結末

愚直な男、こんな男おるんかいなとまあ、純情な男と病にかかった女性の恋もどきのラブソング切ない話なんですがどこか滑稽さが感じられるのは男の愚直さ女のはやとちりどちらにしても恋はままならぬものすれ違い絡み合わねば赤い糸は手繰り寄せられません私…