2015-10-04 契れた首 詩 何もかもが嫌になった そう言って君は髪を切った切った髪を摘まむと その髪を大空に投げ捨てた 刹那そう、刹那 君は笑った 大声で、空に向かい 嘲りの笑いを気がつけば回りは 髪畑 僕は君に飲み込まれたのか君の薫りが充満している 君の滴りが溜まっている 君の情熱が燃えている髪 君の髪は大丈夫か 腕を首に触れてみると 髪は僕の首を ぐるりと巻いている嘘だろ 幸せだけど 嘘だろ笑う僕の首を 髪は締めあげ そしてちぎれた 僕の首があはは あはは 契れたよ 契れちゃったよ 僕も首が 僕の首が