文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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スペシャリストは大変だ

ここの所本をよく読むようになった

読書会に参加するから

やはりそのための読書はかかせない

 

これ以外にハウツーものは

殆ど毎日のように流し読みしているが

さすがにその本は紹介できない

 

ハウツーものはその内容によって

心やらその時の性格

妙に邪推されますからね

 

あくまで資料収集の為と言っても

中々信じてもらえませんし(笑)

 

最近はモテ論についての

本収集というか

含蓄に凝っています

 

別にナンパ目的じゃありませんよ

あくまでも小説書くための基礎資料

 

で、、思うんですがね

 

モテるってことは大変ですよね

資力と時間と体力使って

彼女を落としても

その持続にも、また財力と体力が必要

 

あはは

私には無理ですわ

 

何事も

スペシャリストになるってことは

影での努力は

半端じゃないって

 

よーくわかりました(笑)

ヒーローの作り方を読んで

リサ・マリー・ライス著
ヒーローの作り方を読んでの感想。
勿論小説です。
決して小説読本ではありません。

リサ・マリー・ライス
知る人ぞ知る、官能ラブロマンス、サスペンス
作家。
熱狂的なファンに支えられる作家さん。
御存じと書いたが、私は知りませんでしたが。

読むに至る推移をお話しするのは、ノロケ話にな
りますからやめておきますが、要は女子から勧め
られたと。

まあ、騙されたと思って読んで見て・・そう薦め
られれば、しかも若くて可愛い子に。
そりゃ並みの男なら読みますよ。読めばその子に
感想を伝える名目で、もう一度会えるるでしょ。

え、、コスイ、邪道だ、本に失礼ですって。
何を仰いますか、世の中半分は女、半分は男。
神様は出会いという奇跡の甘味を人間に与えるために
わざわざ作ってくれたアイテム(愛の道具)
使わないのは神様に対する冒涜というものです

で・・
話はそれましたが、騙されたと思って読んで見て、
と言われ、ほんの少しの邪心を抱きつつも読んだ
のですが、あはは、言う通り、騙されました。

彼女が言う面白いと、私が思う面白い、どうやら
住み分けが違うようで、彼女が言う面白いの定義を
考えつつ、読み進めていったわけですが・・・
これが面白いんです。

本じゃありませんよ。彼女が薦めた面白いの部分を
考察するのが面白いと・・(笑)
勿論、本そのものも角度を変えれば面白いですしね。
それに私この本、一度も途中で読むのをやめたくなんか
なりませんでしたか、ですから確実に(面白い)のは
間違いありません。

この官能小説。
敢えて官能小説と書かせてもらいますが、官能部分が
微に入り細に入り、描写されています。
(もっとも最近のアメリカの女流官能小説家は皆
こんな描写は入っていますが)
その昔私がまだ、初心だったころ、隠れて読んでいた
大人向けの文学というか、エロ雑誌・・
あれに負けず劣らずの性描写、、否、愛描写ですか。

小説の中からこの描写部分を抜き取ったら、ページ数が
相当減るんじゃないかと、そう思えるほどの分量。

彼女この本私に推薦するなんて、、ひょっとして、
フムフム、なんてね、妄想爆発・・・

頭が良くてすこぶる付きの美人が、仕事一途の警部補に
仕事を見せて欲しいとの依頼から始まるこのお話
お約束通り、はーい、二人はお互いに一目ぼれ。
これなくしてはお話は進みません。

美人の彼女はおっちょこちょい、つまらぬミスで警部補の
服を汚します。
関西人なら吉本と言えばすぐわかると思いますが、あの
吉本の(お約束パターン)の笑いを随所でちりばめて
います。

ここにあの名作、君の名はの、中々二人の想いが合致
しないもどかしさをちりばめての、これまたお約束事。

男女の出会いを最初から面白おかしく描き、やがてめ
くるめく快感、そして最後にこれまたヒーロー物の
お約束、ピンチ襲来。

しまった、死んじゃったか、と思わせての、お約束の
ハッピーエンド。
こりゃ面白いわな、確かに。

極悪人が出てくるわけでない、ストーリはほんわか
この物語。

おいおいサスペンス部分はどうしたんだと、突っ込
んではいけません。
サスペンスは恋のお話を盛り上げるための刺身のツマ。
どうでもいいんです。

主題はメルヘンチックな恋のお話とめくるめく官能
描写なんです。

この
作家さんの希望的セックス書いてるんでしょうね
多分(笑)

さすがに作者さん、これはサスペンス部分が弱すぎると
思ったんでしょうかね、ちゃんと最後にオチをぶっこ
んでいます。
思わず、嘘だろ!と突っ込みたくなるオチを。

このオチの部分を読んで、さあ皆さん、口をあんぐ
り開けて叫んでください

「おい、おい、やりすぎだろうが」

と。

マルドゥックースクランブル 圧縮を読んで

嫌いだ、苦しい、嫌だ、読みたくない
正直何度思った事か。
世界観は良い。文章の練りも、スピードも
語彙の豊富さも、何もかもが一級品だ。
しかし正直読んでて(反吐)が出る。

署名な読書家が生涯ベストおすすめ本100冊の
中に入れた本だ。反吐を出すだけで選んだわけ
ではあるまい。私とて読書家であり、いっぱし
の批評家でもあると自負している。
どこかにキラリ光るダイヤが隠れているはずだ。
鉱脈を見つけずして読むのを投げ出すわけには
いかない。

15歳の幼女を売春婦にし、父親に強姦され、兄は
刑務所、母親は薬漬け、挙句に幼女は娼婦に売ら
れ、とどめは焼き殺される憂き目にあう。
こんな出だしの小説読めたもんじゃない。

このキャラ設定に合理性はあるのか?
あるわけなかろう、とまずは作者に怒りを覚える。
この(ロリコン作家め)と。
出てくる奴出てくる奴、最低な奴らばかりだ。
読んでいて潜在的な怒りがどんどん増幅してくる。

そして批評家の目がやがて作者の暗黒の核を
見つける。これは・・これは・・そうか、怒りを
わざと読者に持たせてるのだ。
怒りを持たせ、その怒りを増幅させ、洗脳状態にする・

おいおいこれは卑怯だ。邪道だ、こんな手法あかんだ
ろうが・・するとまた怒りが湧く。
全てが作者の思うつぼだ。
思うつぼだけに余計に怒りが湧き、よけいに思う壺の
奈落に落ち込んでいく。

そしてお決まりの後半。
カタリシスの発散が始まる。

か弱き乙女は覚醒する。
万能変化を得意とするネズミの相棒と共に無敵になる。
全てはこの最後の章を盛り上げるための伏線だったのだ。
幼女の過去が悲惨であればあるほど、悪党が極悪であれば
あるほど最終章で起こす幼女の怒りの発散に読者も
同調する。

いいぞ、いいぞ、さあ殺せ、とことん殺せ、残虐の限りを
尽くしていたぶり殺せ。
目を背け、残虐であればあるほど読者のカタリシス
は高揚する。

全ては作者の思惑通り。
残虐を嫌い、反吐を出しそうだった読者が今では拳を
振り上げ殺せ殺せと叫び回っている。

善悪など関係ない。暴力の芸術性を、世の中の本音を
あぶりだしてやる。きれいごとなどいうな。一皮むけば
世の男共は、人間は、残虐なんだと。

しかし作者のお遊びはまだ止まらない。
万能になった幼女に更なる強敵を出現させる。
万能の幼女は、万能でなく、か弱き幼女となるが
最後の反撃を行い、この無敵ボスと戦うのだが敵は
あまりに強すぎ、やがて、やがて殺されそうになる

てなとこで本編は終わる。

おいおい酷いだろう。
反吐を我慢してここまで読んだのに、結末は来週にな
んて、そりゃ酷いだろう・・
これこそ、最後の禁じ手だろうが。

禁じ手
使いすぎると裏目にも出る。

果たしてこの先、読んでみようと思えるか
そこが問題だ・・・

さあ、読んで見ろ君らも
そして最後に考えてみろ・・
この先続編を、、買うか買わないかを・・・

9割の病気は自分で治せる を読んで

私は過去あまり病気をしたことが無い
親に感謝しなければいけないのだろうが
はてさて、首をひねる
親は自分の血の中にあるDNAを私にくれた
だけ。

そもそも論として好きなナニをして、挙句に
私ができさあ始末に負えないぞ・・
どうしよう、やばい、親族会議
堕ろすのどうの、するまえに、ありゃ産まれ
ちまった・・
しゃあないか

と出現しただけで・・・
ん?????

アハ(笑)
本の感想には関係なかった。

つまり、幼いころはできるだけ家から離れ
野原で遊び回っていた
勿論一人で
だってさあ、群れると、異質がいじめの対象に
なっちゃうじゃん
特に出生の異質は
一人だけ苗字が違ってたら異質じゃん

んんんん???

またまた関係ない話を

でだ。
この本の執筆者と全く同じ考えだと。
それが言いたかったわけだ。

皆さんご存知ですか
あなたにとっての一番のお医者さんが誰かを。
考えるまでもないですよね
あなた自身なんですから。

体調が悪くなって一番に気づくのは本人以外
ありえないのですから。

つまり、自分の体調を、リズムを、自分に問いか
けながら生活していれば、ちゃんと自分の抗体が
病原菌をやっつけてくれると

甘いものが食べたいなと思ったら食べればいいし
眠いなと思えば寝る時間を作り寝ればいいと。
主治医自分が、ちゃんと心の中から、体という
デスプレーを使って警告してくれるので、それに基づき
その指示通りにすればいいと。

病気は実は薬を飲むことから始まる
これこの著者先生も語っていますが、私もまったく
同意見。

そりゃ、感染で病気になったら、これはもうその
病原菌を処理しないといけませんから、しかたなし
抗生物質を使用するかもしれませんが、そもそも
は、その病原菌をはねのける、或は察知できる方が
いいにきまってますよね。

薬は人間が見つけた悪魔の宝石。
綺麗で、素敵ですが、その内部には恐ろしい毒
(副作用)が詰まっていることを忘れちゃいけないと。

身体が求めて、その通りにしていたら太っていくかも
しれませんが、やがて太りすぎれば身体が警告を発する
はずです。

そのサインを見落とさなければ、薬いらずの生活が
実践できるはずです。
大多数の人はです。

勿論生まれながらに病を持った人、抗体がうまく働かない人
そんな人もいますが、あくまでも大多数の(健康な人)を
対象にしたお話です

世界中が薬まみれです
薬で何かが治るかもしれませんが、その薬が実は次の
病の原因になる。
そしてそれを薬で治せば、また次の病が。

まさにマッチポンプです。
これじゃあ終わりがありません。

薬はほどほどに
当たり前の話を、当たり前に書いた本ですが
当たり前に実践するのは案外難しいのかもしれ
ませね

米澤穂信著 氷菓の感想です

何てことない書き出し、イヤ少し硬さがあるか
妙な言い回しも気になりあれ?外れか・・と
思いきや、イヤイヤまさかの当たり本。

読書会で紹介され、私が育った岐阜出身の作家さん
と聞き、読んでみようと思ったのが動機

面倒くさがりの高校男子と、清楚な女子高生が
ひょんなことから古書部に入部したところから
始まる、なんちゃって推理小説
凄い推理ではなしに、こじんまりとした推理だが
本題は推理だけではないからご安心。

高校時代の甘酸っぱい恋愛小説かと問われれば
それも違う。
でも甘酸っぱい雰囲気は確かにシャボン玉のように
行間を浮遊している。
いずれ弾けて恋にでも発展しそうで、でもまだ、しない、、

くぅ、、ねっ、、あの高校時代の、ほらあの感覚。
わかるでしょう。

面倒くさがりの主人公の姉からの一通の手紙が最初の
話の導入部だが、うまいんだよな、これが、すべて
を読み終えて思い返せば計算されている。

ふん、所詮死体も、暴力もない、お子様の推理劇だと
思ったら大間違いのこんこんちき。
馬鹿にしちゃいけませんよ。ちゃんとした推理と
巧みな人物描写、独特な雰囲気、折り紙つけてもいい
ほどの極太構成。

最後だって、どんでん返しも入っているし、もうてん
こ盛り。
小説を一読し、本の題名に回答があったなんてわかった
時の小憎たらしい演出。
よく考えたら、ありきたりの推理小説なのだが、何故か
惹かれる。何故なんだろう。

九話構成になっており、それぞれが一編の推理小説仕立て
にしあげ、そこで登場人物の紹介をしていくあたり小憎らしい
書き方だ。そして全体を通して一つの高校生探偵もどきの
推理小説に整えている。

おぬしやるな・・お代官様、、あれーー
そうそう、これだ。
ベタ、なんとなくベタ。
推理小説のベタの王道行ってるのに面白い。
あるいはベタだから面白いのか。
とにかく読者に親切だ。
ん?
親切な推理小説って、ひどいよなこの表現

でも面白い、というより、やめられないんだよな
読み始めると。
これって何なんだろう。

本探偵の私としては解明しなければ。

そうそう、続編が出ているらしいのですが、多分私
買っちゃうでしょうね。
この本の魅力の源を探る為、、なんて理屈こいてるけど
早い話、面白いんですよ

まあ、読んでみてください。

あ、面白いと思わない人がいたら、そりゃ
あなたが悪いんですよ。

 

濁ってるんです、こころが(笑)