文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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行くしかないだろう

僕の大好きな子猫ちゃん
ふわふわした手触り
愛らしい瞳
思わずキスしたくなる口

揺れ動く尻尾に見とれ
僕の心もフラフラ揺れ動く

揺れ動く尻尾は催眠の玉
心はますます高まっていく

惑わしすぎだよ子猫ちゃん
ほら、何も手がつかないじゃないか
あれも、これも、そしてこれも
みんな中途半端
でも口笛吹きたくなるほど心は軽やか

みんな君の瞳のせいだ
君の瞳にくぎづけなんだ

抱きしめたい
そう思い近づけば
君はするりとすり抜ける

もう
それが思わせぶりと言うんだよ


風が吹いた
葉が落ちた

突然
粒雨が ポタリ
空が黒色に染まると
閃光が吠えた

ストロボのように浮かび上がる
君の姿

後ろ向きの君は
相変わらず尻尾を揺らめかせながら
ゆっくり僕の方を見た

大きな口を開けて

甘い
ピンクの香りが僕を誘っている
おいで
おいで・・と

行くしかないだろ
もう

そう

行くしか

イライラ

何かをしなければと、イラつくことがある。
そう・・・よくある。

 

問題はその何かが何なのか、わからないのだ。
わからないから、なおいっそう苛立つ。

 

生れてきたのだから何かその証を残したい思う
のが人間だ。
それこそが人間たる所以だと思う。

アイデンティティの確立。
意識的であれ、無意識であれ誰もが思い、悩み、
彷徨う。
このアイディンティの確立、実に厄介だ。


途方もなく無限で、限りがないのだ。

何かを成し遂げようとし、成し遂げたとしても
さらに次の何かが現れる。
その何かを求めまた彷徨い始める。

何なんだ、この無限地獄・・・


何かに似ている

あれだ、あれ・・
欲望だ。

欲望にも際限がない。
なんてことない、アイデンティティの追及は
どこかで欲望とリンクしている。

 

アイデンティティの追及は、結局欲望の追及で
際限がない。
ならば、自分探しの旅など砂漠に迷い込むだけだと気づく。
果てしないだけだ。


ドアを開けたその先に、心のオアシスがあるなど幻想だ。

どこかで諦める覚悟が必要だ。
どこかで止まる覚悟が必要だ。
どこかで振り返り、来た道を戻る勇気も必要だ。

 

こたつに入り、猫と戯れ、好きな本を読み、BGMを耳から
流し、熱いコーヒーをすする。

人生の至福なんてこんなもんだと、誰もが思うが
残念なことに、凡々な生活が長引くとまた、尻が浮き始める

 

何かしないと・・と。

 

 

本当に人の脳とは、厄介なものだ。

 

春浅いある日

水を飲んでみた

思いのほか冷たい

ジャブジャブ じゃぶじゃぶ飲んでいると

水面に映ったくしゃくしゃの私が

水をかけてきた

 

むっとして

拳固でなぐってみたら

そのまま湖に引きずりこまれ

綺麗な色に包まれてしまった

 

ここは

ひょっとして

地獄かいな

 

あたりを見渡してみたら

鯛やヒラメやらが舞い踊ってるではないか

 

竜宮城かいな

そう思って乙姫様をさがしたら

いたいた

いたぞ

 

鯛とヒラメに挟まれ

笑っていた

 

近づいていき

抱きつこうとした時

目が覚めた

 

目の前に嫁がいた

 

あんた早くいかないと遅刻だよ

 

慌ててパンかじりながら

家を出たが

おかしいとおもい

振り返ってみたら

そこには

そこには

 

原爆ドームが建っていた

シンデレラは城に向かわない なろう小説読感

久しぶりになろう小説を読んでみました。

ここのところ読書会用の本を読んでいたため
なろう小説とはご無沙汰。

で・・・

なろうでの純文学その日の一位作品を読んで見たのですが


騙されました
酷いです
純文学ですよ・・ジャンルは
この作品を純文学に入れるなんて

人間の内面をえぐり取るような作品期待して(本当は眉をひそめて)
読んだのですが

おいおい
おいおいです

これがさあ
面白いのです
まさしくやられた感バリバリ

なるほど、こんなやり方もあるんだ

なろう小説と言えど読者を馬鹿にしてはいけません
(この表現の方がひどい言い方かも・・・)

良い作品はちゃんと読まれるのです
そのうえ、この作品、書き手のしての感性にも
どびーーんと共鳴

そうか
こんな書き方があったんだ
しかもこの作品
この先どうとでも枝分かれできるぞ・・と

いっそパクっちゃおかと
よからぬ妄想まで

いやあ
まいりました

脱帽です

なろう小説
いいですよね・・本当に

 

作品は ここ です

小説家必須のアイテム

カラオケで

他の人の歌を聴くのが好きだ

いや少し言い方がごまかし(笑)

 

歌う人の歌を聞いているのではない

歌詞を読んでいるのだ

画面に映る

 

時々というか

大抵の場合、一曲にいいなあ・・・というフレーズが

かならずある

 

同じ雰囲気であるのに作詞家によって

言い方が微妙に違う

そして、そのどれもが心に響く

 

小説を書く人におすすめです

カラオケはいいですよ

特に他人数での。

 

そして歌詞を見ましょう

一人なら絶対見ない歌詞が

どんどん目に入ってきます

しかもそのフレーズ

今気に入られているフレーズなんですよ

 

語彙の研究に絶対役立ちます

 

カラオケは小説家を目指す人にとって

役立つツールの一つです

これ間違いありません

 

あ、、一人カラオケはダメですよ

あくまでも多人数

できれば年代が違う人との組み合わせとね(笑)