文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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映画「オートマタ」見てきました。批評は少し辛めです

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映画「オートマタ」見てきました。

火曜日だというのに映画館は凄い人だかり。
「家族はつらいよ」を見る予定でしたが満席で
見られず。

次の時間なら見られるとの事でしたが、そこま
でしてみたいとは思わなかったので「オートマ
タ」と相成った次第で。

どんな映画かというと

"オートマタ"と呼ばれる人型ロボットが人間
社会に定着した近未来の地球を舞台に、改造さ
れ進化を遂げるオートマタと、改造の首謀者を
追う男の戦いを描く、アントニオ・バンデラス
主演のSFサスペンス。
監督を務めるのは、CGアニメーター出身で初長
編監督作『シャッター ラビリンス』で話題とな
ったスペイン人のガベ・イバニェス。

映画のストーリーは
2044年、太陽風の増加により砂漠化が進んだ地
球。人類が存亡の危機を迎える中、「生命体に
危害を加えてはいけない」「ロボット自身で、
修理・修繕をしてはけない」という二つの制御
機能が組み込まれた人工知能搭載ロボット
"オートマタ"が共存していた。
彼らは、人間に代わる労働力として砂漠化を防
ぐための巨大防御壁の建設や、機械式の雲を作
っていたのであった。
そんなある日、オートマタを製造・管理するハ
イテク企業に務める調査員ジャック(アントニオ
・バンデラス)は、絶対に変更不可能とされてい
た制御機能が破られた改造ロボットの存在を知る。
やがてロボットの心が覚醒し、その一方で人間の
モラルが崩壊。地球は人工知能の時代が始まろう
としていた……。

ね、ね、解説読むかぎり面白そうな映画でしょ。
だから少しワクワクして見てたんですが。

監督さんにはわるいですが、世界観は良かったん
ですが映像の取り方、構成、結論に持っていく手
法、どれをとっても今一って感じ。

まず音楽が合ってない、映像が全体的に暗いのに、
音楽がそれにわをかけたように暗いし、なにかや
かましい感じ。時折騒音じゃんこれ、と思ってし
まうのは私の感性がおかしいのか。

ロボットの心、良心に問いかける映画だからテー
マとしては重いんだから、もう少しテンポよく、
明るいタッチにしたら見やすい映画になったので
はと。

後、主人公があまりにも弱弱しく(精神的に)そ
の理由が描かれていないのでどうも最初から共感
できなかったと言う側面もあります。

もうすぐ子供が出来るのに、突然仕事を辞めたい
もっと環境の好い所に移り住みたい、そうでなきゃ
、子供を育てる自信がない、子供を欲しいと言った
のはお前(妻)の方だろ、などと、のっけから言わ
れたら、それも主人公に、ドン引ですよね、
しかもこれがSF映画ですから(笑)

悪役も個性のある悪役いないし、ロボットも無抵抗
で壊され(殺され)結局いいところなしで終わるん
ですから、この作者というか監督、何を世間に問お
うとしているのか、それすらわからないと言う、作
品のテーゼ自体がSFチック(笑)

重いテーマを監督が扱いかねているのではと、つい
いらぬ詮索までしてしまう、そんな映画なんです。

ただ、テーマが重いですから、当然心には残ります
よ。
作品の良し悪しではなく、ロボットと人間のあり方
それ自体を考えさせられることは間違いありません
が、結論のぼかし方がどうも納得いきません。

とまあ、少し厳しめな批評になっちゃいました。

 

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