イブ
今年も仕事で会社でイブを過ごすことになりそうだ
まあ
どのみち自宅でも一人きりのイブではあるのだが
考えようによっては
寂しいのかもしれないが
そんなことはちっとも思わないで今日まで来たのだが
ふと突然
一陣風が通り過ぎた
虚しさの匂いを引き連れて
モニターから目を離す
見慣れた仲間たちの姿が目に入るが
そいつらの上にも、どよんだ空気が漂っている
しまった!
見えてしまった
見えてしまった
見ないように意識していた
孤独の神様の存在を
虚無の心に、溶け込むように入り込んできた
孤独の神様
ああ
明日はイブなんだ
世間は
なぜか小さな部屋で楽し気にケーキを切る
家族の姿がシルエットで浮かぶ
イブなんだ
そうイブなんだ
なぜか
少し寂しい・・・