文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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小説作法

「小説作法」に類するものを何度か求められたのだが、いつもお断りしてきた。小説とは何をどのように書いてもよい文章芸術の唯一のジャンルである、だから作法など不要、というのが筆者の持論だったからだ。”
 
さすが筒井先生
仰る通り
でも・・・
もう少しぐらい優しい本音を
教えてくださってもいいのに・・・・(汗)

悩ましい

大地の女神が羊飼いに恋をした
名をダフニスと言う
女神は心の内をダフニスに打ち明けようとしたが
鈍感なダフニスには届かない
女神は大いに悲しみ、悲しみの代償に花を作った

雷神トールはこの花を愛し保護した
この花を身に着けし者は
雷から守られると言い伝えられた

聖母マリアがキリストの十字架の釘を取り
地面に埋めた。
するとそこからこの花が咲いた

スコットランドに侵略したノルウェー軍が奇襲をかけた
音をたてぬよう忍び足で近づいたが暗闇にこの花が沢山咲いていた。
踏みつけたスコットランド軍は花の棘に悲鳴を上げ
夜襲は失敗した

その花の名は

あざみ


花言葉の意味は
独立・報復・厳格 そして 触れないで!

触れないで!だ。


いま私の彼女は豊満な胸にあざみの花をつけている

私は
私は

そう

実に悩ましいのだ

赤鬼野郎

生あくび

大きく息を吸い込み

吐き捨てると

頭がクラクラ

 

クラクラ クラクラ

クラクラ クラクラ

 

そこに小さな赤い鬼

親指ぐらいの大きさのくせに

妙に生意気な態度

 

緑の舌をチロリとだし

色付きの息を吐き

唾をまき散らし

踊り喋る

 

ケッケ ケッケ

ケッケ ケッケ

 

潰してやろうと腰を屈めたら

赤鬼やろう

ニタリ笑い私の目をついてきた

 

慌てて目を閉じると

赤鬼やろう

手をすり抜け私の中に入って来た

 

体の中にスーッと

入り込んでいく感覚がする

 

心のあたりをぐるぐる回り

最後にチクり、私の心を刺した鬼野郎

 

そのまま私の心の中に

ぺたりと座り込んだ

妙にしっくりしている

 

まるで昔からの居場所のように

 

時々散歩するんだよな

私の中の本性

 

その時だけ

唯一私は

偽りの衣をまとった人間に戻れるようだ

 

私は人間なのか

或は鬼なのか

 

ふーむ

 

誰に聞けばいいのだろう

 

 

小説家になろう 作品紹介

またまた素敵ななろう小説紹介です

今回も純文学日間現時点で二位作品

塗り潰したい

 

まさに、何なんだこの小説は・・

思わず目頭熱くなっちまったじゃないか・・不覚にも

行間を喚起させ、読ませ、想像させる

しかも書き慣れた筆のピッチ

申し分ない

 

で、、作家じゃないのか、プロじゃないのか

これ、もうプロの粋ですよ

この作家の他の作品読んで見ればわかりますが

そんじょそこらの作家さんより記憶に残るお話ばかり

 

それでもプロになれない

純文学の底はどこまで深いのか

呆れるやら腹立たしいやら

 

それにしても己の才能のなさには愕然とする

これが才能の差と言うのか

あほらしい

どれほど書けばこのレベルにまで到達できるのか

ああ

情けなや・・・・

 

布団の中に滑り込みふて寝するしかない

 

それにしても

うまいなあ

 

他の作品も全部読んじゃおうかな

読書会話

大阪梅田の読書会に行ってきました。

読書会はこれで4回目

今回のは最初に行った読書会。

面白かったというか、感性が浄化されました。

 

日頃ダラダラしてるし

儲ける儲けないと目先の欲しか考えない中

純粋に文学について論じる

浄化されますよ

こ・こ・ろ・・が。

 

少し癖になってきたみたい

読書会が(笑)

 

読書、文学に興味のある方

おすすめですよ

お話が文学論が主体ですから

中々の空気感

 

私的には大好きです