文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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暗転

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口づけをして

抱擁をして

転げあい、ふざけ合う

愛の存在を疑いさえしなかったあの頃

でもきっと君はその頃でも

腹の中でふつふつ煮えたぎる裏切りの刃を

磨いていたに違いない

だってそうだろ

見てみろよ、このぼろぼろになった僕の心の襞(ひだ)

紫色に縮んじゃっているじゃないか

それなのに君は今も

どうしてそんなに無邪気に飛んでいられるんだ

おかしいだろ

 

ぼくが

ぼくが

ぼくが

 

絞め殺したのに・・・