文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

ca-pub-9247012416315181

2015-11-16から1日間の記事一覧

霊と怨念のはざまに漂う鐘楼流しの詩に花一輪 第一話

人の気配がしたので振り向くと、そこには凛音(りんね)が立っていた。 私の嫁だ。 綺麗というだけでは惜しいくらいの美人だ。 後ろに手を組みジッと私を見ている。 頬笑みながら私に近づくと、いきなり後ろ手に握っていた包丁を私の腹に刺した。 不思議と痛…