文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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2015-12-17から1日間の記事一覧

霊と怨念のはざまに漂う鐘楼流しの詩に花一輪 第十六話

私が死のうと思っていたのに嘘偽りない。 拓也のいない人生なんて、私には考えられなかった。 私が思い描く楽しい未来の姿図には、拓也は必要不可欠な存在だった。 拓也のいない未来に、私の未来もない。 拓也の脳死を受け入れられなかったのは、自分の死の…