春が蹴とばした私のぬくもり
春の野郎
私のぬくもりを蹴とばしやがって
おかげで心の中は
スカスカじゃん
お提髪の女の子が
私を見て笑っている
あはは
あはは
透けてるよって
そりゃ透けるさ
身体の中
春のせいで空っぽなんだから
そうしたら
お提髪の女の子
肩を叩いて
ニタリ笑うんだ
よかったじゃないの
新しいもの
一杯詰め込めこめるでしょ、、だって
そうか
だから春は蹴とばしたんだな
私の心の中を
スカスカ
最高じゃん
そうだ
手始めに君と恋するってのはどうかな
お提髪の女の子に
そう言おうしたけど
一陣の旋毛風と共に
女の子いなくなっちゃった
いつもこれだ
それっぽく匂わせておいて
最後は突き放す
春の常套手段
ふん
騙されるものか
おいら
いくつ経験したと思っているんだ
し・つ・れ・ん・・・を