2016-11-06 虚しさ 詩 にいちゃん寄ってかない 暖簾越しにやり手婆が誘う 気にしながらも気にせず通り過ぎる その奥にちらり垣間見た派手な着物 どうしようもなく 胸が高鳴る ああ そうか そんなんだ なんだかんだ言っても 俺も男なんだ そんな事思いながら 寂れた遊郭を通り過ぎたのだが 足が重い 一抹の寂しさ なんなんだ この虚しさは・・・