文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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なろう累計ランキングトップ作品 「無職転生 - 異世界行ったら本気だす 」を研究しまくろう その5

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第3章 少年期 冒険者入門編
第二十話「神を名乗る詐欺師」
第二十一話「スペルド族」
第二十二話「師匠の秘密」
第二十三話「信用の理由」
第二十四話「最寄りの町まで三日間」
第二十五話「侵入と変装」
第二十六話「冒険者ギルド」
第二十七話「冒険者の宿」
第二十八話「人の命と初仕事」
第二十九話「初仕事終了」
第三十話「順調な滑り出し」
第三十一話「子供と戦士」
第三十二話「失敗と混乱と決意」
第三十三話「旅の始まり」
  世界地図
第4章 少年期 渡航編
第三十四話「ウェンポート」
第三十五話「すれ違い・前編」
第三十六話「すれ違い・後編」
 間話「すれ違い・番外編」
第三十七話「船の中の賢者」
第三十八話「倉庫の中の悪魔」
第三十九話「獣族の子供たち」
第四十話「無料アパート」
第四十一話「ドルディアの村のスローライフ・前編」
第四十二話「ドルディアの村のスローライフ・後編」
第四十三話「聖剣街道」
第5章 少年期 再会編
第四十四話「ミリス神聖国」
第四十五話「一年半のパウロ」
第四十六話「親子喧嘩」
第四十七話「パウロとの再会」
第四十八話「方針の再確認」
第四十九話「ミリシオンでの一週間」
 間話「エリスのゴブリン討伐」
第五十話「中央大陸へ」
 間話「ロキシーの帰還」

読むスピードが速くなってきました。
飽きるどころか、少しのめり込んできました(笑)

昔RPGゲームにはまっていた記憶が蘇ってきた
のでしょうか。
面白くてしかたありません。

ワクワク感があるのです。

このワクワク感、私の小説にはどうやら無いようです。
本人は意識して書いているつもりなんですが、どうも
ぱっとしません。

どうしたらワクワク感が生まれるのでしょうか。
この小説を読んでいて少し、わかってきました。

起伏が必要だと。

そもそもワクワク感とは
高ぶっている感情のことですよね。
辞書で同意語を調べてみれば

高揚した気分 ・ 興奮 ・ ハイテンション ・
ハッスル ・ 武者震い ・ うわずった気持ち ・
うわずった気分 ・ ハイな気分 ・ 高揚感 ・
ハイな心理状態 ・ 興奮状態 ・ 浮き立つ思い
・ ウキウキ感 ・ ワクワク感 ・ ルンルン気分

このワクワク感を求めて人はいろんな事するんで
しょうから、いわば生きてく上での原動力ですよね。

このワクワク感を私は自分の小説に落とし込むことが
できない。
しているつもりなのだが、読み返せば自分でも納得
するぐらい、ワクワク感欠乏症の小説になっている。

なぜ無職転生にはワクワク感を感じるのだろう。
たとえば
第四十七話「パウロとの再会」
別れ別れになった父親との再会場面だ。

私なら多少の起伏を起すにせよ、この小説のよう
な発想は思いつかない。

幼い子供に父が説教するのだ。
何故皆を探さなかったのだと。
その理由が、お前は子供ながらにしてすでに天才
大人顔負けのスキルがある。
だから探すことが出来たはずだと。
いや探す義務があったはずだと。
それなのに冒険を楽しんでいるだけだと。

まさに子供目線の発想だ。
目からウロコとはこのことかもしれない。

親が子供の無事を願うのは当たり前だから、再開
もそこを原点として描く発想しか私には浮かんで
こないが、この作者は、親が子供目線の(愚痴)で
子を叱り、子供が(親)目線で親の感情をおもん
ばかっている。
心の視点が逆転している。
びっくりだ・・・。

全てが、こんな視点で進むから、そこに意外性が生
じ、その意外性がワクワク感を生む。

冒険小説、いわゆるファンタジーにはある程度のは
ちゃめちゃ感を入れないと、どうしても面白くなら
ない。

しかし、大江健三郎の本を読んでいては、そのハチ
ャメチャ感は生まれてこない。
むしろ邪魔になる。

リアリティーの前提条件がそもそも違うのだ。
求めている命題も違うのであろうが(汗)

玉ねぎの皮をむくように、少しづつ自分の小説の
欠点が浮き上がって来た。
いや、これを欠点と言ってしまえば、私の人生観そ
のものも否定しかねない。

そうじゃない。

次元の違う読者層が増えているということか。

文学の定義が、いわゆる根っこの部分が、ぐら
ついている。
勿論私の価値観の中でだけだが。

小説家になろう・・でのヒット作品を読んで行く
につれ、時代の相違を感じるが、いやまて、そ
うじゃないと否定する自分もいる。

私が読書に目覚めたのは、ルパンシリーズであり
推理小説、恋愛ものを読み漁り、物足りなさを
感じ、いわゆる(私小説)といわれる本を読み始
めたはずだ。

じゃあ、とっかかりなのか、なろう小説は・・
いやそれは驕りであり、その驕りがある限り
私には面白い小説は書けない気がする。

しかし驕りを取り払うことにも躊躇いはある。
この驕りこそが私の成長の証でもあるからだ。

とりあえずは、だ。
この小説を最後まで読み、そこで立つ自分の
感性を信じるしかあるまい。

私の(小説家道)は今まさに混迷を極めている
 
               続く

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