文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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2016-03-07から1日間の記事一覧

小説 真理蛙の滴(マリアのしずく)第六話

天井に貼った星空のクロスを見ていた時又吉はあることに気付いた。 三ヵ月前、陽子の家でデートもどきの食事会をしたその前日、珍しく陽子が編集社に現れ又吉を編集社の喫茶店に連れ出したのだ。 恋人同士に思われていた陽子と又吉。誰も何も言わなかったが…