悩ましい
大地の女神が羊飼いに恋をした
名をダフニスと言う
女神は心の内をダフニスに打ち明けようとしたが
鈍感なダフニスには届かない
女神は大いに悲しみ、悲しみの代償に花を作った
雷神トールはこの花を愛し保護した
この花を身に着けし者は
雷から守られると言い伝えられた
聖母マリアがキリストの十字架の釘を取り
地面に埋めた。
するとそこからこの花が咲いた
スコットランドに侵略したノルウェー軍が奇襲をかけた
音をたてぬよう忍び足で近づいたが暗闇にこの花が沢山咲いていた。
踏みつけたスコットランド軍は花の棘に悲鳴を上げ
夜襲は失敗した
その花の名は
あざみ
花言葉の意味は
独立・報復・厳格 そして 触れないで!
触れないで!だ。
いま私の彼女は豊満な胸にあざみの花をつけている
私は
私は
そう
実に悩ましいのだ