文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

ca-pub-9247012416315181

イライラ

何かをしなければと、イラつくことがある。
そう・・・よくある。

 

問題はその何かが何なのか、わからないのだ。
わからないから、なおいっそう苛立つ。

 

生れてきたのだから何かその証を残したい思う
のが人間だ。
それこそが人間たる所以だと思う。

アイデンティティの確立。
意識的であれ、無意識であれ誰もが思い、悩み、
彷徨う。
このアイディンティの確立、実に厄介だ。


途方もなく無限で、限りがないのだ。

何かを成し遂げようとし、成し遂げたとしても
さらに次の何かが現れる。
その何かを求めまた彷徨い始める。

何なんだ、この無限地獄・・・


何かに似ている

あれだ、あれ・・
欲望だ。

欲望にも際限がない。
なんてことない、アイデンティティの追及は
どこかで欲望とリンクしている。

 

アイデンティティの追及は、結局欲望の追及で
際限がない。
ならば、自分探しの旅など砂漠に迷い込むだけだと気づく。
果てしないだけだ。


ドアを開けたその先に、心のオアシスがあるなど幻想だ。

どこかで諦める覚悟が必要だ。
どこかで止まる覚悟が必要だ。
どこかで振り返り、来た道を戻る勇気も必要だ。

 

こたつに入り、猫と戯れ、好きな本を読み、BGMを耳から
流し、熱いコーヒーをすする。

人生の至福なんてこんなもんだと、誰もが思うが
残念なことに、凡々な生活が長引くとまた、尻が浮き始める

 

何かしないと・・と。

 

 

本当に人の脳とは、厄介なものだ。