文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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光る切っ先

三角の魂を手に取ってみた

ギザギザで痛そう

四角の魂は黒くて汚い

台形の魂は透明で食べごたえがないし

円だ

丸だ

球だ

 

丸い魂が食べたいんだ

丸くてふわふわした

あの魂を

 

知ってるんだよな

持ってる人を

 

そう

あの人

あの人の魂を食べたいんだ

愛おしいあの人の魂を

 

大口開けて食らってみた

ばくん

甘い香りが漂ったのは一瞬

血まみれじゃないか

俺の口の中

 

見れば立っていた

愛おしい彼女が

光る剣の切っ先を私に向け

舌なめずりしていた

 

うそ

嘘だろ・・・

 

瞬間

映像が消えた

ぷつんとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー