文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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虚しさ

にいちゃん寄ってかない

暖簾越しにやり手婆が誘う

気にしながらも気にせず通り過ぎる

その奥にちらり垣間見た派手な着物

 

どうしようもなく

胸が高鳴る

 

ああ

そうか

そんなんだ

 

なんだかんだ言っても

俺も男なんだ

そんな事思いながら

寂れた遊郭を通り過ぎたのだが

足が重い

 

一抹の寂しさ

なんなんだ

この虚しさは・・・