文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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たき火

あくびをしたら顎が外れた

元に戻らない

あいつの悪口を言い

ゲタゲタ笑ったその時だった

顎が外れたのは

 

お、おまえ

魔女だったのか

 

そう叫びたかったが

顎が外れていて叫べない

 

魔女ならもっと早く懲らしめてくれよ

おいらのこのひん曲がった根性を

今さら顎外したくらいで

オイラの性格が直るとでもおもっているのか

 

そうニヤケたとたん

火が付いた

わおーー

燃えてるじゃん

おいら

 

なんだお前

火も使えるんだ

めらめら燃える火の中で

オイラ暖まってやった

 

だってさあ

凍って寒かったんだもん

おいらの心

 

ああ

あったかい