文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

ca-pub-9247012416315181

軽玉

心の奥底で転がる軽玉を蹴ってみた

フワンと少し浮き上がるが

落ちる時は早い

 

軽玉、薄汚いよな

何なんだこれって

ま、でもしかたないか

俺の軽玉なんだから

 

つくづく思う

生きるってことは面白い

 

でも面白いけど苦痛だ

苦痛だけならまだしも、無関心さえ襲ってくる

生きてるのに無関心

生きてる意味無いじゃん

 

軽玉蹴って考えてみた

 

多分この軽玉が生きてる証なのかも

浮かせるのは簡単だが

浮いたままで持続させるのは難しい

しかし、落ちるのは早く簡単だ。

 

つぶしちゃえ

いっそのこと

 

腹にナイフ突き刺してみた

どす黒い血が流れてきたが

どこを探しても軽玉は見つけられない

 

なんだ

軽玉の野郎こそ

無関心野郎じゃないか