プリンを食べるといいんだよ
心が荒れているときはプリンを食べるといい
心がすさんでいるときもプリンを食べるといい
嫉妬に狂う時も
怒りに震えるときも
唇を噛み締め血が滲んだときも
プリンを食べるといい
ある日誰かが言った
プリンってどこにあるのかと
プリンはどこにあるか
誰もが知ってるようで
誰もがしらなかった
で、また
誰かか言った
プリン 作っちゃおうと
人々はせっせせっせと
プリンを作り始めた
まるで魅いられたように
でもプリンはちっとも出来上がらない
あまり長く作っていたので
人々は何故プリンを作っているのか
その理由を忘れてしまい
作ることこそ使命だと思うようになった
人々は使命感にもえ
せっせせっせとプリンを作った
ある時誰かが言った
何故僕たちはプリンを作っているのかと
誰も答えられなかった
でも人々はプリン作りをやめられなかった
やめれなかったのだ