曇天に差す一筋の太陽
祝ってくれなかったことなど
どうでもいい
ただ忘れられていた
その事実が
ほんの少し
心を波だたせてただけ
ただそれだけのこと
空を見れば曇天
結果はその人の過去を照らし出す
私の過去が今を作り
今の私が未来を作る
全てが連鎖
連鎖の鎖はいつか腐り
その重荷に耐えきれず
力尽きる
それもまた
己が蒔いた種
誰に愚痴ろうとも
返る言葉は嘲りだけ
でも楽しい
でも嬉しい
でも踊る
これは事実
祭りのあとの静寂は
祭りの喧騒の分
寂しくなる
だからこれでいいんだ
これが私の生きてきた
鎖の重み
証であり
結果だ
また空を見上げた
曇天の隙間から
ほんの少し日が射した
ああ
誕生日