小説と詩を書く 大阪文学学校はオモロイヨー

大阪文学学校ってご存知ですか?詩と小説を語り合い、書き綴る学校です。文学に興味を持つ仲間達の梁山泊です

ca-pub-9247012416315181

桜の木の下に

f:id:fuura0925:20150916204916j:plain
やってられないわ❗
彼女は皿を投げ捨てた
意味がわからない
私は起き、歯をみがき
トーストを焼いてただけだ

やってられないわ❗
また皿を投げ捨てた

雨の日、迎えにいかなかったからか
晴れの日、浮かれてあげなかったからか
夕陽の紅が雲に隠れすぎていたからか

それとも
それとも
それとも

私は唇を拭った

歯磨き粉にまみれた
白い唇は
あの日の夕陽のようだ

やはり僕か
僕のせいなんだ

君が割った皿の破片は
今はもうない
あるのは傷付いた
えぐれた床と
私の滴るような紅い
心臓の鼓動だけ

そういえばどこに殺ったのだろう
あの割れたお皿の破片
ひょっとしたら
ひょっとしたら

君が抱いたまま行ってしまったのかな

ふと庭先を見てみると
桜の木があった
根元の土が真新しい

ああ
あそこに埋めたんだ
桜の木の下に

そう、桜の木の下に

   戻る