文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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僕なんだよ

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ふざけるな
君はそういうと僕を殴った
そりゃ殴るわけだ
僕は君の妹を、、


君は僕を蹴った
そりゃ蹴るわけだ
だって、僕は
僕は君の妹を、、


空は嫌味なくらい
抜ける青
空気だって清んでいる


なのに僕の回りだけは澱んでいる
そりゃそうだ
だって僕は
僕の大切なあの娘を、


崖の端に立ち地平線を見れば
君が現れると思ってね
だから来てみたんだ
なのに君は現れてはくれない
そりゃそうだろう
だって僕は
僕は君を


水は冷たいはずだ
なのに感じない
息苦しいはずなのに
苦しくもない
魚たちの泳ぎまで
舞に見える


おかしいったらありゃしない
だってそうだろ
僕は君を
僕は君を、、、

なのになぜ君は僕を
そんなに優しく包み込んで
くれるんだい


僕だよ
僕なんだよ


君を
君を愛せなかったのは
僕なんだよ