文学と占いは相通じるものがある

小説家になることを諦めた男のつぶやきです。

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2015-11-19から1日間の記事一覧

霊と怨念のはざまに漂う鐘楼流しの詩に花一輪 第三話

病院のベットに伏せ、私は今にもこと切れようとしていた。 75歳の冬だ。 ふと、思う。胸の中で地味にくすぶっていた凛音に刺された、あれは、結局夢だったのだ。 もうすぐあの世に旅出そうとしているのに、不思議と含み笑いが消えない。 思い起こせば楽し…